なおやんのブログ

大学院生の日記的なやつ。色々ありすぎて整理するときの文字起こし的な用途で使ってます。

ライブレポ BUMP OF CHICKEN "SilverJubile Tour"大阪公演 11/14@Zepp Osaka Bayside

たまに、当たれば大儲け的なことやったり、あんまり期待してなかったラッキーなことが起きた時、嬉しいよりびっくりとかが勝ってしまって呆然となるよね。どうも。なおやんです。

 

 

そうだな、あれは8月末。ノリで申し込んだBUMP OF CHICKEN。メールで見た当選の文字。焦ったわ。慌ててインターンの行き道のセブンイレブンで入金をした。

 

BUMP OF CHICKENのライブはもちろん行きたかった。想定してたのは京セラドームのスタンドのはじの方とか、アリーナのスタンドとか。とにかくその場にいれば十分だった。

 

それがである。初手でZepp大阪である。3年ぶりのZepp大阪がBUMP OF CHICKENになるとは想像してなかった。大学での用事が終わってから、電車に乗り込んで、会場に着くまでのワクワクは変わらない。不思議な気持ちである。授業も聞くに聞けない。落ち着かない。フワフワしながら、何度もトイレに行って、フィックスモブも右腕につけた。整理番号順に入っていくと、フロアの真ん中から少し前のギターより。いい位置。近い。近すぎる。

 

まずは音出しに圧倒された。升秀夫さんのドラム3点ってあんなに大きな音出るの?今までのドラムのチェック史上1番迫力があった。ギターでレスポールスペシャル、水色のベース、レスポールスタンダード、見える楽器があ!誰誰のだ!みたいな感じで興奮がさめなかった。好きなアーティストの初ライブは何かと興奮する。

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そんなZepp大阪での初日公演のライブレポート

ここからは曲順で。長いですが、ぜひお付き合いを

 

 

1.アカシア

この曲にどれだけ救われたかわからない。朝、通学するのは億劫だ。調子がいい日もあれば悪い日もある。ミーティングをバックれたくなる日もあれば、助教と眼を合わせたくない日もある。そんな暗い日々でもこの曲は支えてくれた。朝のテーマソング。イントロから震えが止まらなかった。案の定涙腺が崩壊しかけた。サビでアウト。あの明るさに隠れた、自分に寄り添ってくれているような。でもみんなにも歌ってるような。そんな不思議なバンド、BUMP OF CHICKEN。ただ、驚くのはまだ早かったようだ。

 

2.グロリアスレボリューション

まさかまさかの選曲。相場Hello,world!だろうと思ったらまさかのリビングデッドから。拳を突き上げるのにぴったりなロックサウンド。初期の特徴でもある。コロナになった後の藤くんの声はちょっぴり喉を気にしてるような、甲高さがあって、2008年ごろのライブの声のような、ちょっと昔風に聞こえたりもした。多分気のせいだろうけど。

 

3.天体観測

本物だ本物だ!!!これが本物か!!!!小さい頃から散々聞いてきた天体観測。今や日本の国民的ロックと言ってもいいこの曲。歳を追うごとにただいい曲ではなく、BUMP OF CHICKENの名曲としてささる。あまりにも本物という実感、BUMP OF CHICKENのライブに来たという実感が湧きすぎて、自然と涙が。

その後のMC

三年ぶりの大阪というところをすごく強調してくれた。ありがたい。そんな日に会えて光栄。あと、コロナ治っててホッとした。

ライブはあっという間にすぎちゃう。それでも1曲1曲君たちの心に届くように送ります最後までよろしく!

MCのこんばんはBUMP OF CHICKENです。がたまらなく好き。

 

4.なないろ

この曲も1番朝にぴったり。アカシア→なないろは阪神JFK(ジェフ、藤川、久保田)くらい黄金ラインだし、安心感がある。高揚感をもたらしてくれるし、朝からお疲れがんばれと言ってくれる気がする。六甲の山を登って登校しながら、空を見上げて、『おはよう僕は昨日からやってきたよ』と呟きながら行く毎日。そんな日々をささえてくれてありがとうと思いながら聴いていた。サビでのフィックスモブが7色に光る瞬間、藤くんの声も美しすぎて、アートというより、もう天国のような、素晴らしい空間すぎて、泣けてきた。何回泣くねん序盤で。でもそれくらいBUMP OF CHICKENにはこの一年救われてきたから。

 

5.宝石になった日

もちろんライブで聴くのははじめまして。サブスクでもあんまりすすんで聞かないが、知っているからこそ、ワクワクした。レーザー演出が綺麗かつ神。butterflyの演出そのもの。ここから藤くんの声のギアが一段階上がったような気がした。

 

6.Small World

 silver jubileeの youtubeのライブで聞いた時に思った。美しすぎやしないかと。ライブではチャマがアコギを弾き、四人が向かい合いながら音を奏でる。この構図が本当にいい。small worldは世界の隅っこにいる自分にも語りかけてくれるようなそんな気がした。ライブ後に聴いて、ハマった一曲。静かな夜道、一人で聞かながら色々思いに耽っている。

 

7.please forgive

初めて聴いた。アルバムで1番かけていなかったのがRayだから、最初なんの曲かわからなかったのが正直な感想。でも、最初のシンセだけでわかった。いい曲だ。間違いない。あとで歌詞を見て、しっかり意味を確認しよう。ライブではこのような発見があるのもいいことである。(あとで聞き直した。歌詞を切り取るのは難しい。物語のような美しさだ。)

 

この後のMCが面白かったなそういえば。

藤原基央がちょっとごめんと鼻をかみに袖に履けた。寂しいから音楽をつけようとヒロくんが提案。他の三人がするするっと音楽を本当につけだしたのだ。突然のことに会場笑いに包まれる。自分は初めてBUMPのセッションなるものを目撃した。鼻をかむテーマ。三人で何かを演奏するのを見るのは他のファンからしてもレアらしい。いいものを見れた。いつかどっかの隠しトラックとかない入れて欲しい(贅沢言うな)

 

8.クロノスタシス

緑と青基調のレーザー。これもまた美しい。配信でも聴いたけど、生で聴くとより一層良さが引き立つ。ただ、この曲は合わせるのは難しそうだなとも思った。ヒデちゃんの電子音を出すパッドを叩くリズムとギター、声全てを合わせるのに目を見ながら合わせてるような気がした。

 

昨日食べたものの話(こんな話をするのはなんか普通のバンドなんだなーって我に帰る)

ヒロ、あまり覚えておらずそしてカミカミ。今年の甘噛み大賞をあげたいくらいだ。

マダラの白子(雲子)、秋刀魚の炊き込みご飯(土鍋)白い饅頭に餡掛けのやつ(中に角煮)を食べました。とのこと。

チャマ「馬鈴薯の中に角煮が入ってるやつ食べた」

ヒデ「角煮が美味かった」

ヒロ「和食!和食をね!食べたの!」

藤くん「うん、お刺身とか言ってる時点でみんなわかってると思う」

前はたこ焼きとか色々な店のを食べたりするの好きだったけど、しっぽりしたの食べたくなる歳になった。お刺身とかね。ここら辺で40代感を感じてしまう。その後、ヒデちゃんがトマト最初に出てきたけどもはや空気(藤くんはトマトが好き)という話を付け加えたのがちょっと面白かった。

 

9.ハルジオン

ここでくるか。ハルジオン。結構珍しい選曲なのかなと思った。ロックなBUMPもかっこいい。フラッシュ?多かった気がする。正直あっという間すぎてあんまり覚えてない、、、でも拳を上げ続けた。藤くんの顔をみたり、ヒロの顔を見たりした。ちょうど背が高い人がいるゾーンで必死になって見ようとした。ハルジオンは僕がハマるきっかけになったsilver jubileeの YouTubeライブより前に聴き始めていた曲だ。ロックな曲が好きなのはビートルズからの由来なのかもしれない。ラスサビからアウトロに向かうところが好き。

 

10.souvenir

升秀夫、まさかのドラムミス。SOUVENIRがイントロ開始数秒で止まってしまったのだ。

会場、ざわつく。メンバー大爆笑。

藤 くん『一旦やめとくか笑』

チャマ『この後のどっかのタイミングでやるか笑』

ヒデちゃん『やろやろ!笑  やろ!笑』

藤 くん『ひでちゃんがやろって笑 じゃあやるか!笑』

 

こんな調子である。お茶目なもんだ。と同時に、BUMP OF CHICKENでもミスはするんだなぁと。軽音部でミスったら冷たい視線で見られるけど、BUMPはミスってもみんな暖かいし、優しさに溢れてる気がする。BUMP OF CHICKENだからっていうのもあるかもしれないけどね。でもそれ以上にこんな普通のMCや、ライブを進めて行く感じが『変わっていない』ところなんだろうなと思った。


手拍子煽る藤くん。まじでノリノリ。やってくれてありがとう。のりやすい。SOUVENIRの最初の照明がジャケットと同じ黄色、赤、オレンジであわさってた。すごくよかった。

あと最後の方の「とびっきりのリボンかけて」の歌詞で藤くんがジェスチャーで大きいリボン書いてた


11.話がしたいよ

ライブ聞いてからよく聞くようになった曲ナンバーワン。こんなにしんみりするいい曲なんだっけ。

あと3曲です!ええー。早い。早すぎる。周年記念ライブは短い。だからこそ。一曲一曲大事に聴く。それは今後のライブも同じだ。

 

12.カルマ

軽音楽部のBUMPのコピーといえばこの曲。生で聞けるとやっぱり音圧が違いすぎる。『ここにいるよー』からラスサビに向かうところ。本当にたまらんのよなぁ。カルマちゃんと弾けるようになりたいー。そして最後。藤くんが思いっきり叫ぶ『いえーーーえい!』聞こえた!肉声!本当に素敵

 

13.Aurora

綺麗だわ。ライブ映えするなぁ。YouTubeで聴くのとちがう。レーザーの演出ももちろんなんだけどさ。Auroraもよく聴くようになった。手拍子できたのが嬉しかった。イントロ、藤くんとヒロが向き合うの好きなんだよなぁ。基本的にリードとぎたぼが向き合う図、好きなんす。Auroraの『もうきっと多分大丈夫』で救われたBUMPファンは少なくないはず。

 

14.ray

またまた軽音部が憧れるBUMP OF CHICKENの代表作。天体観測と紅白で聴いたこの曲だけは知っていた。またしても本物の迫力を感じた。みんなで手を振る。ある人は大きく、ライブ終盤で腕が疲れて人、控えめな人たちは小さくと、それぞれの手を振ってる景色が素晴らしかった。

チャマがわざわざはんたいがわまではしってきて、⭕️✖️△どれかなんてを、やってくれたのはびっくりした。ちゃまの顔が大きく見えて、笑顔が素敵だった。

 

 

アンコール前、観客の人たちにメンバーがタオルなどを手渡しであげたり、ヒデちゃんをいじったりしながら全部の観客が見えるように回って行ったのが印象的。丁寧だ。どこまでも。一人一人を大事にする。アンコールありがとう。いえいえ、こちらこそ、やってくれてありがとう。そんな気持ちでいたら、ギブソンのアコギに持ち替えた。そして、アルペジオを弾き始めた。冬にぴったりの曲の到来だ。

 

アンコール
1.スノースマイル

もはや冬の季語。冬の歌は間違いなくこのスノースマイルだ。ライブアレンジと言っていいのかわからないが、最後の最後藤くんの半分肉声のなななーなななー(ラスサビ)

そしてまさかの歌詞忘れをしたというのだ。これはこれでスペシャル。だから妙に藤くんが一人で歌うところが長かった。けど、ずっと聴いていられた。不思議だけど、これが音楽のちからだろうな。

 

2.ダイヤモンド

この曲はこの一年でどんだけ聞いたかわからない。BUMP OF CHICKENの曲は今年一年でかなり聴いた気がするが、1番好きな曲はなんですかと言われたら、おそらくダイヤモンドを選ぶだろう。

環境の変化、家族との葛藤、愛犬の死、慣れない人との対話、辛いことが小さいことから大きいことまでたくさん降りかかってきた。その度に自分の不出来さを憎み、辛くなった。その時に教えてくれた。『何回転んだっていいさ。擦りむいた傷をちゃんと見るんだ。』

20年前に書いた歌詞とは思えない。自分の教科書のような曲だ。本当に何度救われたかわからない。まさかその曲を最後に持ってこられるとは。

最初のDオンGのコードが始まった瞬間『はっ!』となってからもう、、、ずっと泣きっぱなし。ラストのところ。歌詞変えがあった。

『何回転んだっていいよ、何回転んだって良いぜ』

もうここでだめだ。しゃがみそうになった。

会場のみんなに向けて歌ってくれているんだろうけど、まさに自分に向けて背中を押してくれるようなそんな歌詞変え。ありがとうと叫びたい。

 

 


最後の藤くんの話

『音楽を守ってくれてどうもありがとう

3年ぶりの大阪。

こんなに期間が空くと思ってなかった

次ライブできるのはまた3年後なのかもしれない5年後10年後かもしれない

君たちはその時それぞれの人生を歩んでいる

新しい曲作ったりしてます。作りかけの曲もない訳では無いです(これ。かなり重要のようで、2回口にした)またあなたの人生に5分でも4分でも時間をください。そうしたらまた僕たちはこのステージに立てる』

拍手を長くしてくれた人にありがとうと言ったり、頷いたり。みんなに伝えたいことがたくさんあったんだろう。しっかり受け止めました。

 

最後の最後は自虐ネタで。
「あの…風邪とか、風邪とか引かないようにね!?ほんと、風邪は引かないようにね…」

「どの口が言ってんだって感じだろうけどこの口が言うんだよ!!笑」

「あったかくして、家帰って風呂入って寝てください。じゃあね、バイバイ、おやすみ」

 

ラッキーだったなぁ。自分がまさか、あんなに近くにBUMP OF CHICKENを見れるなんて。あっという間だったけど、間違いなく宝物だった。大事に生きていこうと思う。

あれからずーーーっとBUMP OF CHICKENを聴きながら過ごしてる。来年三月、就活解禁日の3/1のライブに行く。自分の分岐点に音楽がある。ライブがある。大事に生きていこうと思う。声出し。できるといいなぁ。

 

 

P.S.

ライブ前に会ってくれたBUMP OF CHICKENのファンの皆様、友達、ありがとう!一人でライブを見にきたけど、あなたたちのおかげで一人じゃない気がしたよ!

また会おうね!

 

 

ほいじゃ!このへんで!

 

2022/12/13

なおやん