なおやんのブログ

大学院生の日記的なやつ。色々ありすぎて整理するときの文字起こし的な用途で使ってます。

今思うこと

 みなさんこんにちは。なおやんです

 

緊急事態宣言が発令されましたね。大学もせっかく対面授業が復活してきたのに、またオンラインに戻ってしまいました。残念です。

一番最初の緊急事態宣言から丸一年以上経ちます。色々みなさんも思うことがあるのでしょうが、ここで、自分目線でこの一年間を見つめ直してみようと思って、文字に書き起こしてみようとおもいます。

 

1年前、何も分からないまま緊急事態宣言が二ヶ月近く続きました。

新型コロナウイルス自体がそもそも何者かまだわからない状態が続く中の発令でした。

自分の中ではこれで終わるんだろう、非日常で誰とも会わない期間ができたけど耐えるしかない。

僕の家は、80近くになる祖父母も一緒に住んでいます。もし外出した際にウイルスを持って帰ってきても困るということでそれまで続けていたスーパーのレジのバイトを止め、しばらくは本当に何もない生活が続きました。

五月に入るとオンライン授業が始まりました。画面越しで先生の話を淡々と聞いて、レポートの数をこなして、わからない課題を解いて提出しての毎日。新しい生活様式とはいえ、淡泊な日々が過ぎていきました。

 

バイトも再開したけど出かける度に持ち物の消毒は必須。小学生の時にばい菌扱いされて虐められていたことがあったから、その記憶が少しもどって本当に嫌な気持ちになっりました。自分が人間じゃないと思うことも少なくありませんでした。

 

でも自分には家族がいるし、かかるわけにはいかない。きっとコロナが収束するであろう未来を望んでいた。きっと1年後はマシになっているはずだからと。

 

しかし、現実はそうはいきませんでした。緊急事態宣言の1回目が終わってから、SNSを通じて自分の周りの環境と、他人の環境との違いに少し唖然としました。マスクをしながらではありますが、ライブ、旅行、友達とのご飯。コロナ禍以前の日常の片鱗がそこにはありました。

かたや一度も友人にも会わず、大学の課題におわれ、外出も運動でさだめられた1~2時間のみの僕。たえられず友人に会いに行くと、くまなく聞かれ、これ以上行くな、いったら大学のお金を払わないなど脅され。

 

自粛している自分よりも外に出ている人達が自由に感じて、羨ましく、そしてなんだかばかばかしくなってきました。何が正解なのか、なぜ自分が自由ではないか。考える度に胃がいたみ、夜中もねつけず、時に泣いてしまった日もありました。

 

なるべく考えないようにしていたのに、好きなはずのバンド活動も、周りと自分との圧倒的な環境の違いにやる気をなくし、いつしかバンドをすること、もっと言うと音楽を嫌いになりそうな自分もいました。昨年から本格活動する予定だったバンドをつかったオフ会も、なかなか出来ていないのが現状。学祭、毎月の定期ライブ、部室でのセッション。2年前までのあたりまえが、青春がすべて奪われているのに、まわりで出来ている人をみるとなんだむなしくなってしまうのです。

 

でも言い聞かせました。もう少しだから。ワクチンも届いて、みんなが自由になる日はくるであろうと。

 

しかしながら、残念なことに今の日本はそうではありません。一年経過した今、状況は改善するどころか、錯乱しているように見受けられます。感染者の数は変異株の流入も相まって増え続けているのに、オリンピックをやる。そのための看護師を用意すえる。日本が今ここでオリンピックをすれば全人類の希望になるとバッハ会長は以前から繰り返しおっしゃっています。

 

正直に言おう。バカじゃないのか本当に。以前と同じような暮らしがまともにできず、生きた心地がしない家庭環境に生きている人間も数多くいるはずなのに。一部の人間しか得しないことをするなんてどうかしていると思います。

禁止する物を禁止だけして、困っている人達が沢山いるのに、その具体的な支援策であるお金すらださない日本政府なのに、ウイルスが世界的に蔓延している中、オリンピックという特殊な状況を乗り切れるはずがないと僕は思うのです。

なぜ感染の押さえ込みに成功しているニュージーランドや台湾などを参考にしないのでしょうか。本当に謎です。自力でやれると政治家のプライドもしくは根拠のない自信があるのでしょうか。欧米やインドと比べてまだましだからと思っているのでしょうか。僕にはよくわかりません。

緊急事態宣言も、感染者が何人までさがったら解除しようという方針では、またリバンドを繰り返すだけだと思います。限りなくゼロに近づけてからの解除、それまでに入国制限をする、自粛要請している業界の支援金をなるべくおおく支払うなどの対策をしっかり行動でしめして欲しいことを強くねがいます。

医療機関の負担も忘れてはいけません。ただ検査数をふやす、入院患者が多くなれば病床を増やせば良いだけではありません。看護師、医師もその分沢山必要です。しかし、人手が足りないのが現状。そのひっぱくした状況をなんとか解消するための宣言でもあるはずなのに、何かただしばるだけしばる、助かる人はあんまりいない見たいな状態になってしまわないかと凄く不安です。

 

不自由な期間がのび続け、不安な日々を過ごすのをいつまで耐えれば良いのでしょうか。家庭状況、経済状況によって人それぞれなので、一概になにが正解とは僕は言えません。あくまで僕個人の問題です。ですが、こういう気持ちで過ごしている人々も少なからずいるということも分かって欲しいと思います。

 

しかしながら、いつまでもくよくよしていたところで仕方がないし、環境を変えよう、自分が好きなことを出来る環境にしようと今は準備中です。自分のやりたいことから今やるべきことを逆算したほうがなにかとものごとって取り組みやすい物ですね。

 

会いたい人も、演奏したいことも、やるべき勉強も。自分の中では山積み。1つ1つ消化出来るよう今後も努力していこうと思います。

 

楽しく、明るい、世の中で一人でも多くの人が笑顔ですごせることを願っています。

 

ほなばいちゃ

 

 

2021年4月30日

 

なおやん。